オリジナル紙器におけるトムソンについて

トムソン加工とは?

オリジナル紙器の制作を検討している店舗や企業は、加工にもこだわってみてはいかがでしょうか。
オリジナル紙器の制作する際に、用いる加工方法は様々なものがありますが、
その一つにトムソン加工という加工方法があります。

トムソン加工とは、印刷したオリジナル紙器の厚紙を展開図の形に抜く加工方法です。
様々な素材を打ち抜くプレス加工とも言えるでしょう。
トムソン加工という名前の由来は、
アメリカのジョン・S・トムソンという人が設立したトムソン・マシン社がトムソン型機会は発売したことから始まりました。

オリジナル紙器の打抜きに使用する金型のことをトムソン刃といい、
トムソンという言葉が打抜き加工や、打抜き機をトムソンと呼ぶようになったとされています。

西日本地域ではトムソン加工が一般的ですが、東日本ではビク抜き加工やビク型とも呼ばれています。

トムソン加工でオリジナル紙器をつくろう

近年、オリジナル紙器を制作する際は、
レーザー加工機や自動刃曲げ機のコンピューターを用いて設計するCADにより、制御することが可能になりました。
これにより、高精度の型がつくれるようになったのです。

金型と比較して低コストで制作できることや、短期間で対応できる特徴があり、
オリジナル紙器の試作から量産まで幅広く使用されています。

つなぎ目がない、精度が高いピナクル型、彫刻刃など木型では制作が困難な形状、
薄いオリジナル紙器もトムソン加工であれば対応ができますが、
硬質の樹脂板や金属加工などの刃で切れない素材の加工には適していません。
複雑な形状のオリジナル紙器もトムソン加工では困難です。

制作コストを削減したい、短期で制作したい場合はトムソン加工で制作してみてはいかがでしょうか。
トムソン加工で制作するためには、トムソン型を製造しなければならないため数量が多く、リピート回数が多いほどお得になります。

箱を立体的な形状に綺麗に組み立てるための羅線を入れますが、
オリジナル紙器の形状によっては入れられないケースがあるため、
オリジナル紙器を制作する前は業者と相談しながら制作していきましょう。


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