紙の歴史
参考書によると、
紙の発明は古く、2世紀初め中国であるとされているが、
今、使用しているものと比べると、日常使用する便利なものとは異なり、
まったく役に立たない代物のようでした。
それが、欧州に伝わり、さらに印刷の発明などもあり、ようやく
15世紀ごろから出版物に定着し、19世紀に至り、
大量印刷を背景に生産が増大したようです。
しかし、それが包装の分野で大きな役割を果たすのは
20世紀に入って少し入ってからの
もちろん当初は、包み紙程度であって、堅ろうな箱として物的流通の中心的な道具として
動き出したのは日本では大戦終結のあと、1950年を過ぎたころ・・・
それ以前社会経済の一環として物資の移動は行われていたのであり
包装という仕組みは存在していたのですが、
今の状況やイメージとはだいぶ違い、梱包による移動が中心であり、
形状上も木箱、樽、籠、俵、壺、麻袋などが用いられ、
紙は、小物中心に小包程度で、包装としての位置づけは非常に低いものでした。
明治になり、商業が活発になり、西洋風の商品が登場するに至り、
19世紀末頃より包装商品が現れだす。
そこで、板紙や段ボールの製造が始まって
ようやく紙箱が社会に出回るようになったそうです。
参考書引用